top of page

Q&A

よくある質問

Q、右肩と右上腕にケロイドがあります。まだ小さなものですが少しずつ大きくなっていることと、痒みがひどくなっていることから、完治する方法はないでしょうか?

A、まだ小さなケロイドでしたら、手術や放射線治療までしなくても治療出来るケースがほとんどです。
半年~1年くらいは月一回のペースで「保存的治療」= ステロイドの注射、ステロイドの貼り薬、圧迫療法などで経過をみるのがよいと思います。
ケロイドは体質からくるものですから、1回や2回の治療で結果を期待するのは無理です。根気よく治療することが大切です。
「保存的治療」では結果が思わしく無い場合は「手術+放射線」治療をおすすめします。

Q、ケロイドの手術をしようと思っています。どのように治療を進めて行けば良いでしょうか?(通院、入院など)

A、「手術+放射線治療」をお考えでしたら手術日の予約と放射線治療の予約が必要になります。
手術の場合、特に複数の箇所を一回で行う場合は入院の予約も必要です。
術後のことですが、術後2週間は放射線治療合計5回とガーゼ交換に週3回くらいの通院が必要ですので、遠方の方はその間2週間ぐらい入院されるケースがほとんどです。

Q、小学生の子供がケロイドで悩んでいます、手術や治療を受けることはできますか?

A、年齢にかかわらず手術や治療は可能です。
そのような強いケロイドが成長期の関節のところにある場合は、引 きつれや痛みも伴うことが多く、骨や関節の成長に支障を来す恐れ もありますので早期の治療をした方が良いと考えます。

Q、ケロイドが徐々に大きくなってきています。どこまで大きくなるのでしょうか?治療は必要ですか?

A、ケロイドは徐々に大きく盛り上がる性質があり、特に皮膚の緊張が強いところや関節など動きの激しいところはケロイドが成長しやすいのです。
胸の真ん中は常に緊張の強い場所ですし、肩の周囲も緊張と動きが激しい場所なので大きくなりやすいと思います。
ケロイドは小さな内の方が治りやすいので早期の治療をお勧めします。

Q、リストカット跡がケロイドになっているのですが、できるだけ平坦に、また色素沈着もなくしたいのですが、可能でしょうか。

A、自傷の傷跡は「幅」「方向」「他の傷との距離や密度」「肌の質や色」「新しいものと古いもの」で治療法が決まってきます。
ある程度の幅があり他の傷と接していない場合は、傷跡の部分を切り取ってきれいに縫い直す手術(保険適応)でかなり目立たなくなります。
密集している傷はその治療に適さないので、レーザー治療(自費治療)の対象になります。
傷の数にもよるのですが、一度に手術出来る数が限られていますので、数が多い何回かに分けて手術することになります。

Q、ケロイドの治療中なのですが、防水テープの隙間から水が入ってしまい、ガーゼが濡れてしましました。ガーゼを外して患部の水分は取れましたが、取り外したガーゼを乾かして再度貼りなおせばよろしいのでしょうか?

A、自傷の傷跡は「幅」「方向」「他の傷との距離や密度」「肌の質や色」「新しいものと古いもの」で治療法が決まってきます。
ある程度の幅があり他の傷と接していない場合は、傷跡の部分を切り取ってきれいに縫い直す手術(保険適応)でかなり目立たなくなります。
密集している傷はその治療に適さないので、レーザー治療(自費治療)の対象になります。
傷の数にもよるのですが、一度に手術出来る数が限られていますので、数が多い何回かに分けて手術することになります。

Q、ケロイドは再発すると聞いたのですが、本当ですか?

A、放射線治療ですが、30Gyという線量を照射すればほぼ100%に近い抑止力があるのですが、現在の放射線科学会のプロトコールでは「20Gyまでが望ましい」ということになっています。従って、施設によっての差はありますが、20~30%の再発率が認められます。
このことから、当院では「手術+放射線治療」を受けられた患者さんには最初の一年は毎月一回、2年目からはケロイドの状態に応じて2ヶ月毎など継続して経過観察に来て頂くようにご指導しています。
再発は「かゆみ」という症状から始まることが多いので、かゆみが出ていないか、赤みが増している部分はないか随時観察して、その兆しがあればすぐに「保存的治療」を行って再発の目を摘むようにしています。
一度放射線を照射した部位は「保存的治療」への反応が良いので、比較的すぐに鎮火します。
フォローアップ期間は症状の軽い人で3年、重い人で5年です。
治療後3年から5年経過した段階で白くて平らな状態が安定していれば、まず再発する心配は無いと考えています。

Q、レーザー治療の後すぐに、トリポロンなどのシリコンシートを治療箇所に貼っても大丈夫でしょうか?

A、レーザー直後は、皮膚が回復するまでステロイドの軟膏や絆創膏などで処置をして、皮膚が回復したらシリコンシートを貼るのが良いと思います。

Q、ケロイドかどうか分りませんが、包茎手術の傷跡が醜く、気にしています。少しでも綺麗にしたいのですが、貴院で治療は可能でしょうか?宜しくご回答の程お願い申し上げます。

A、御相談の件ですが、診させて頂いていないのでなんとも申し上げようがないのですが、温泉の脱衣場などで他人に目につくような外見的に明らかな引きつれや盛り上がりあるようなら治療が必要かと思います。
機能的に問題が無く、至近距離で見ないとわからないようでしたら、術後の固定が難しい場所ですので、治療はなかなか難しいかもしれません。

Q、内視鏡手術のときの傷がケロイドになってます。そのうちひとつが痛みや痒みがありますが治療法はありますか?

A、術後どれくらいの期間経過しているかにもよりますが、長い場合は下の筋肉や腹膜に癒着している可能性があります。
その場合運動や激しい動きがあると引っ張られ、引きつれたような痛みを感じたりするわけです。
このような場合は癒着を取ることが必要になりますので、形成外科的手術の適応になります。
ケロイドの手術は保険が適応されますのでそれほど大きな費用がかかることはありません。

Q、ケロイド治療として、注射を1回行ったのですがそれは効果があるのですか?

A、ケロイドの治療には注射や貼り薬などの「保存的治療」と、「手術 +放射線治療」とがあります。
どちらも保険適応です。
注射による治療は「保存的治療」に分類されていて「保存的治療」は毎月1回のペースで来ていただいていますが、何回で大丈夫というものではなく赤みや盛り上がりや痛み、かゆみなどの症状がある間は続けることになります。
「保存的治療」で改善されない場合は「手術+放射線治療」を考えてみてください。

bottom of page