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ケロイドについて

ケロイドは大きく分けて2つ

「真性ケロイド」と「肥厚性瘢痕」

一般に傷が赤くもり上がったり硬く肥厚したりする状態を「ケロイド」と呼びます。
正確にはケロイドは「真性ケロイド」と「肥厚性瘢痕(瘢痕ケロイド)」の二種類に分類されます。

ケロイドと肥厚性瘢痕の違い

一般的に次のように定義されていますが、実際ははっきりと区別できないものも多くあり、両者が混在する場合も見られます。

ほんの小さな傷や予防接種のあと、ニキビ跡などがきっかけとなり、その部分が赤くどんどん盛り上がりコブのようになるものです。
ピアスの穴から生じるケロイドもよく見られるものの一つです。
肩や前胸部などに発生しやすく、体質的な要素が強いのが特徴です。
正確には「真性ケロイド」といいます。
定義:「創の範囲を超えて増大する繊維増殖性疾患」

真性ケロイド

手術創やけがの傷あと、火傷のあとなどが赤く肥厚してもり上がるものです。肩などの関節付近や前胸部、口の周りなど、よく動く部位に発生しやすい傾向にあります。
大きなケガをした場合や、手術時の切開方向・縫合方法が適切でないことも原因となり得る、つまり体質ではなく誰にでも起こり得るものなのです。帝王切開の傷痕や、火傷の痕などに発生することも多くあります。
通常は、半年~数年程度で自然に退縮し、白色線あるいは斑になります。
定義:「創の範囲を超えて増大することのない皮膚の線維増殖性疾患」
別名「瘢痕ケロイド」とも言います。

肥厚性瘢痕

(瘢痕ケロイド)

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